Time Delayed safe (麻薬金庫)

カナダの薬局で働いて5年ちょい。年々増加傾向にある強盗事件。

あっちの薬局がやられた、こっちの薬局がやられた・・・と聞くとちょっと不安?!

いえいえ、かなり不安になります。明日は我が身ですよ〜

 worry1

というのもカナダの薬局には日本と比べようにならないほど麻薬のお薬がおいてあるからです。泥棒さんの欲しいものは麻薬!麻薬を薬局で盗んで、自分で飲んだり、売りさばいたりするみたいです。町の薬局が普通に狙われたりしていて、ちょっとこわいです。 っていうことで。薬剤師会が新たな決まりを作りました。それは、すべての薬局の金庫は Time- Delay Safe にしなくてはいけないとのこと。

Time -Delay Safe とは

After an employee enters a code on a time-delay safe, a set amount of time has to elapse – typically a few minutes but sometimes up to an hour – before the safe can be opened. This eliminates the immediate availability of the items inside. Time-delay safes are commonly used in banks and jewellery stores.

リファレンス:Time delay safe

Time Delay Safeとは、金庫を開けるために暗証番号をおし次の暗証番号をおすまでに数分以上待たないといけない金庫のことです。2回暗証番号をおして初めて金庫があきます。かつ金庫をあけるための鍵も必要です。

ということは!

泥棒が来て麻薬をくれー!と言われると、

まず暗証番号をおしそのあと金庫あくまで××分待ってください。ということになり、長居のできない泥棒さんにとっては非常に都合の悪い、、、金庫です 笑 

泥棒さんと一緒に何分も金庫の前で待つのは考えただけでぞっとします。

timedelayedsafe1

timedelayedsafe2 左のシールを貼らなければなりません

ただこの金庫、仕事の上では非常に不便だったりもします。 患者さんが麻薬の処方箋を持ってきたとき、自分の薬局に十分な在庫があるか確認したくて、ちょっと在庫みてきますね、となったときに あっ金庫がすぐあかないんで数分まってください。

ohmy!

ということになったり、忙しいときに金庫があかず薬の準備ができずにイラっときたりなんてことはかなり頻繁におこります。 しかし安全が一番なので・・・多少の仕事上の不便はしょうがないのかもしれませんね。  

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です