新型コロナウィルスに効く薬、デキサメタゾンの画期的発見!
デキサメタゾンを使用すると、
人工呼吸器を使用する患者については、死亡リスクが40%から28%に下がった。
酸素供給する患者は、死亡リスクが25%から20%に下がった。
という 研究結果が! (BBCnewsJapanより引用)
今までのお薬では、致死率(その病気から死亡する確率)を下げることはできなかったのに
なんと
このお薬では死亡する確率を下げることができたとの事!
これはすごい事です!
コロナウィルスの第二波、第三波が来るかもしれないと言われている現在、
コロナウィルス 治療に効果があるお薬を見つけられたということは、
助けられる命も増えた!という事です
ただこの情報はまだ新しすぎて、まだまだ色々な視点から検討する余地があります
一部の専門家は同薬が患者の炎症反応を減らすだけでなく、免疫システムも損ない、副作用をもたらす可能性があると警告している。KCDCはCOVID-19患者にそれを使用することについて議論している
デキサメタゾンの投与方法
- 集中治療室では点滴
- 軽症な患者には錠剤
デキサメタゾン以外のお薬の状況
1)抗マラリヤ薬 「ヒドロキシクロロキン」
心臓疾患や致死率の悪化につながるという懸念から、ヒドロキシクロロキンについては試験を中止。
2)抗ウィルス薬 「レムデシビル」(エボラ出血熱の治療薬)
レムデシビルは症状の回復期間を15日から11日に短縮する。
致死率を下げるかは現時点では不明です。
デキサメタゾンについて
(画像 euronewsより)
デキサメタゾン(dexamethasone)って何?っと思われる方も多いと思いますが、
このお薬、実は昔からあるとってもお安い(笑)お薬です。
デキサメタゾンって?
ステロイド剤と言われていて、炎症やアレルギーの症状を改善するお薬です
過剰に反応した、免疫反応を抑える作用など色々な働きがあります。
日本では昔から、ステロイドは怖い!できるだけ使いたくない!使わない方がいい
などと言われているお薬ですが、
きちんとした使用をすると、効果がきちんとでるとてもいいお薬です。
デキサメタゾンってどういう時使われている?
- アレルギー
- 皮膚の病気
- ぜんそく
- 歯科治療
- 関節リウマチ
などの時に炎症を抑えるお薬としてよく使われるお薬です。
デキサメタゾンの副作用
消化器症状 (嘔吐、吐き気、下痢)
食欲の変化(食欲亢進、食欲不振など)
体重増加
気持ちの変化(落ち込み やる気がでない 不眠など)
デキサメタゾンの作用機序
(画像FNNプライムオンラインより)
コロナウィルス の重症患者さんの場合
ウィルスが肺の中で大量に増えそして免疫の仕組みが暴走する「サイトカインストーム」
により、肺の障害や多臓器不全が進みます。
デキサメタゾンは、この免疫の暴走を抑え、免疫系の過剰反応による体の損傷を、緩和し重症化や患者の死亡率を減らしているのでは?
といわれています。
この薬の注意点としては、免疫を抑えるとウィルスが増殖してしまう恐れがあるので、ウィルスを抑えるお薬との併用が必要との事です。 (NHKnewswebより)
ただ!!!
デキサメタゾンは
自宅で自己治療するために薬局に買いに行くべきではないと言う。
デキサメタゾンは、呼吸補助を必要としない軽症の患者には効果がないもよう。
なので、お薬を服用するときは必ず医療機関の指示に従って服用してください!
*この情報は、現時点での情報で、新たな情報が出てくる可能性もたくさんあります。お薬についての質問などがある場合は、ドクターやお医者さんにきちんと聞いてください。*
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