日本にはないカナダの薬剤師の特権!処方拒否!!(1)

ふふふ。ここカナダで働いていて一番うれしい薬剤師の権利のひとつが!!!

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処方箋を拒否できることなのです!この権利があるだけで、本当に働きやすい。

たーしか!!

日本の薬剤師は処方拒否ができない はず? でしたよね。

法律上

ここカナダは法律上処方拒否ができるのです。うふふ。

患者さん対応。カナダ1年目(笑)

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この処方箋拒否の権利ですが、もちろんいつも使うわけではありません。モンスターペアレントならぬ、モンスター患者さんに対応するときのみ、たま〜に使う権利ですね。

例えば、 できないことを要求された場合、 あっそれなら他の薬局行ってください。(←これ日本じゃ絶対出てこない言葉ですよね)という感じで使うことがあります。

例えば!

私が薬局のオーナーと働いてた時(まだカナダ式に慣れてなかった時)

どれくらい薬もらうまでかかりますか?と患者さんに聞かれ、 患者さんに、It will take 40 minutes.(40分待ちです) というと

たかがクリームでなんでそんな時間かかるのよ!!ときれられ

なんとか私も、カナダ流にと思い、ふんばり、、、(笑)

他の患者さんも待ってるので40分です。といったのですがそれでもぐたぐた言われていると、、

なんと薬局のオーナーが じゃあ他の薬局いけば?XX薬局は待ち時間1時間半だけど?なんていってきて ひょえええーーー

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日本ではありえないこの接客。

で オーナーから言われた一言。 ぐだぐだうるさい患者さんは、時間の無駄だし、いろいろ問題起こす人が多いからさくっと断ってね。 確かに一理あるお言葉。しかーーーし、お客様は神様って言葉はないのですね。 文化の違いを見せつけられました。  

いやはや。

患者さん対応。カナダ5年目。もう日本流の接客は忘れた?!

新しい患者さんが、処方箋を持ってきました。

薬剤師)身分証明書お持ちですか?

患者さん)おさいふ紛失したので、身分証をもってません。いつもの薬局身分証明書なんて聞いてこないわよ。とかなり怒り気味。

初めての患者さんは身分証明書なしではお薬出せません。これは法律で決まっているので、だせないものはだせません!ということで

はっきり拒否!なのです。いつもの薬局でもらってください。ということになります。

患者さんも何がなんでも薬をもらいたいので、処方箋もってるのになんでだせないのよ?痛いのにわざわざいつもの薬局に行けっていうの?とがんばって応戦してきますが、決まりは決まり。だしません!とこっちもかなり強気でいきます。患者さんは漫才劇のようにあの手この手とがんばってきますし、ぷっつんきれてしまう患者さんもいます。これかなりの大騒ぎに発展することもあるので大変です。

あと、身分証明書なしでお薬をだすのは、偽物の処方箋だったり身分を偽ってたりといろいろな問題があるので・・・・基本薬はだしません。

はっきりと処方拒否!するということになります。

もちろん基本的にださない、ということであって時と場合によってはだします。これも経験を積めばなんとな〜くわかるんですよね。

おさいふ取られた、紛失した。という言葉が患者さんの口からでた瞬間、うん?あやし〜い!と疑ってしまう自分が悲しいです。赤信号が点滅です。笑

ということで処方拒否は薬剤師にとってすごく大切な権利です。

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