薬剤師になる道のり。私が実際どのくらいの時間かかったか。(1)

今までは、一般的にこんな感じでカナダで薬剤師になるのには時間かかりますよ〜的な

お話をしてきたのですが、

じゃあ、実際どれくらいかかったの?

なんて思われている方もいると思うので、私の足跡を辿ってみたいと思います。

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かーなり、昔のことなので、多少情報が間違ってたりするかもしれませんが・・・笑  参考程度に読んでください!

薬剤師になろうと思ったきっかけ。

いろいろな方から、なんでカナダで薬剤師になろうと思ったの?とかすごいねーっといわれるのですが、

全然すごくないです。

たまたまカナダ人の友達が薬剤師で、私が日本で薬剤師だよ。っといったところ、

カナダの薬剤師給料いいし,残業ないし、簡単になれるよ!(←かなり騙された)

女性には最高の仕事だと思うよ!カナダで免許書き換えたら?と言われ。

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え?簡単になれて、お金持ちになれるのなら、カナダで薬剤師になろ〜っていう、かなりいい加減な決断でした。

世の中にそんな美味しい話があるはずがないのです。

ということで、書類を集め始めることに、

カナダで薬剤師になる、いばらの道のり

今振り返っても、戻りたくない 勉強!勉強!の道のりです。あといろいろなことが初めてだったりして、ストレスたっぷり溜めてました。笑

ただ、そのプロセスの間に、いろいろなひとに出会い助けてもらって、感謝感謝の時代だったりもします。

thankyou

国の管轄のプロセス

Document Evaluation(2006年10月13日締め切り)

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  • 2006年8月29日  PEBC書類審査の書類送付 
  • 2006年9月28日 Evaluation Exam 申し込み
  • 2006年10月 PEBCから大学のシラバスの英訳が必要との連絡。
  • 2006年10月末 大学側シラバスの英訳、書類を送付       
  • 2006年11月2日 書類審査通過   

PEBCからシラバスを英訳する必要ありますという連絡が来たのが、書類審査締め切りの約2週間前。大学4年間のシラバスの英訳を2週間でできるはずがない。ので、PEBCに直接交渉して、締め切りを遅らせてもらうことに。この書類審査に通過しないと、すでに申し込んだEvaluation Examの日程が先送りになってしまうので、必死に交渉。

ここでカナダで生き抜くための第一の教訓! なんでも交渉してみないとだめ。

ということを学びました。とりあえず、頼んでみる、聞いてみる。だめでもともと。トライして損することはないはず。笑 これカナダ人、カナダの患者さんの特徴です。薬局でもとりあえず、いろんなことを頼まれます。で無理といえば、そうよね〜と諦めて帰ってくれます。とりあえず聞いてみたの!と言われます。

Evaluation Examination

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  • 2006年9月28日 1回目の試験申し込み
  • 2006年11月2日 Evaluation Exam 受験してよいという通知
  • 2007年1月10、11日  1回目の試験
  • 2007年2月 1回目の試験 不合格
  • 2007年4月 2回目の試験申し込み
  • 2007年7月11、12日  2回目の試験
  • 2007年8月2日 2回目の試験 合格

Document Evaluationの審査を通過する前に、Evaluation Examを申し込んだため、Evaluation Examを受験できるかどうかわかったのは、試験の2ケ月前。

1回目の試験は落ちるべきして落ちたという感じですね。勉強時間が足りなさ過ぎです。ただ日本みたいに黒本がないので、どういう問題がでるのかという傾向をさぐることができてよかったと思います。ただこの試験、試験範囲が膨大すぎて、勉強に終わりがない感じです。そして今だに、なぜ受かったのか?謎です。合格!といわれても。えーー?あの出来で?という感じでした。

MCQ and OSCE Exam

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  • 2007年8月 1回目のMCQ and OSCE申し込み
  • 2007年11月 1回目MCQ and OSCE試験
  • 2007年12月 1回目のMCQ and OSCE不合格
  • 2008年5月 2回目のMCQ試験
  • 2008年6月26日 2回目のMCQ合格
  • 2008年11月 2回目のOSCE試験
  • 2008年12月 2回目のOSCE不合格
  • 2009年11月 3回目OSCE試験
  • 2009年12月 OSCE合格

1回目のMCQ と OSCEは、何を考えていたのかほとんど勉強せずに受験したため、不合格は当然でした。両方ともどういう風な試験かを試す、という感じで試験にいきました。MCQはそれでよかったと思うのですが、OSCEはお試し受験はしないほうがいいと思います。3回しか受けれない口頭試験を、1回無駄にしたのは、本当、無知だからできたすご技です。絶対しないでください。のちにすごーくこのことを後悔したので。受験料もお試しには高すぎます!!

2回目のOSCE不合格はかなり精神的にやられました。というのも自分的にはそこそこ準備できてたし、いける!と思ってたので。

3回目はもうかなり万全で行きました。これでダメならしょうがない。というくらい練習して、勉強して。笑 いろいろな薬剤師のひとに本当助けてもらいました。毎回薬局で働いている間に、模擬練習をしてました。暇になったら、問題出して。と薬剤師にたのみ・・・笑 いつも来てる患者さんには試験対策なの〜。練習していい?なんて聞いたり。

だれも、え?また練習?ということなく、いいよ〜練習手伝ってあげるよ。という感じで・・・本当に私はひとに恵まれているな、と今でも思います。

3回目で合格した後に振り返ると、確かに2回目は勉強不足だなっと気が付いたのですが、自分が必死になってる時ってあんまり気がつかないものですよね〜

続く(次回書きます)笑

4 件のコメント

  • 今、米国で薬剤師試験のアプライをしていて、シラバスの提出と英訳を提出しろと言われているのですが、どのように準備されましたか?

    • 私の場合は、シラバスの英訳は大学の研究室の教授がしてくださり、学部長のサインをいれて提出しました。
      ただもし大学の関係者の方がしてくださらない場合は、業者の方に頼んで最後に学部長のサインをいれてもらって提出するということになると思います。シラバスはページ数が多いと思うので結構なお値段になると思います。

  • はじめまして。主様のサイトは大変参考になりました。
    私は現在Document Evaluationの最終段階で大学から私が初めてだったためシラバスの提出を求められました。
    メールで記載された条件が
    ・政府公認のオフィシャルトランスレーターであること
    ・卒業した年のシラバスであること
    ・6年間の学部での成績表に含まれているコース以外のすべてのコースも記載されていること
    ・e-mailでPDFファイルで送っても可能

    なのですが、政府公認はカナダ政府じゃなくて日本のオフィシャルトランスレーターでも良いのでしょうか?
    私の大学は間違いなく英訳はしてもらえないと思うので・・
    また卒業した年のシラバスを提出というのは例えば、2015年に卒業した場合は2015年度のシラバスを提出するのでしょうか?
    6年も経つとところどころ科目の名前が変わってたりするのでいいのかなと思いまして・・

    PEBCに質問しようと思いましたが、書類作成の段階でちょっと質問しすぎてちょっと失礼かなと思いまして・・もしよろしければ教えていただけたら幸いです。

    • 返信大変おそくなってしまいました。

      忙しくて全くこのサイトをみていなかったのですいません。
      少しずつ更新していこうと思っています。シラバスの件ですがPEBCに確認されるのがいいと思います。
      もうしつこいくらい聞いてくるひとばかりだと思うので、向こうもなれたもんです 笑
      カナダでは聞いたものがちや言ったものがちてきなことが多々起こります。なので嫌がられるくらい聞いてください。

      私も、すごーく質問した記憶があります。
      がんばってくださいね。

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