薬の在庫のないときのカナダの薬局での対応(1)

カナダの薬局で働きだしておどろいたことのひとつが、

自分の薬局に薬がないときの対応方法です。

日本の院外薬局の場合、患者さんのもってきた処方箋の薬がない場合、

近くの薬局に事務の方または薬剤師が取りに行って、必要な分だしたり、

(私が日本で働いていたときは自転車でとなりの薬局までとりにいってました。今思えば懐かしいですね〜 笑)

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または、足りない分は後日薬局のスタッフが患者さんの家まで届けるのが日本の常識!

あくまで日本の常識です!

しかーーーし、ここカナダでは

必要な錠剤数はないけれど少しはある場合

(例えば処方箋にリピトール30錠と書かれているけれど薬局にリピトールが20錠しかない場合など)

薬剤師)Sorry, we do not have enough medication in stock now. 

    あら、必要な錠剤数うちに今ないわ。

    Can we owe you some?                                         ioweyou1            

                 今は全部だせないから後日でもいいですか?

患者さん)Ok

薬剤師)We will give you a week supply of this medication.

                 とりあえず1週間分だけだしておきます。

    We will order now so medication will be here in few days.

                今から薬注文するんで数日で薬がくると思います。

患者さん)I still have some so it should be fine.

                     まだお薬あるからそれで大丈夫よ

                     I do not need right away so it is fine.  

     今すぐ必要なわけでないからそれで大丈夫よ

薬剤師)I will let you know when we get your medication.

                I will call you when we receive your medication.

                     お薬がきたら連絡します。   

というような会話が1日に何度もあります。そうなのです1日に何度もあるのです。

そして患者さんにえーまたなの?て言われることも結構あります。

そして上のお薬がきたら連絡するには

もっと大きな意味があってお薬がきたら連絡するので、薬をとりにきてください。ということなのです。

そうです。日本では考えられないのですが、患者さんに他の日に薬をとりにこい!といっているのです。そしてここカナダの患者さんはあたりまえのように、他の日に薬を取りに来てくれます。

この話を日本人のかたに話すとみんなびっくりしてくれます。所変わればサービスも変わるということですね。働いている薬剤師の立場的にはすごく楽でいいです。

無駄なサービス?は提供しないカナダの薬局のお話でした。あとWe owe you (10tablets)と言うたびに、日本の薬局のサービスは患者さんにとってはすごくいいな。と心の中で思ってます。

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申し訳ありません。という言葉はよく日本では使っていましたが、ここカナダではあまり使いませんね〜。もちろんお薬がないときは、申し訳ありませんとは言いますが、低姿勢、丁寧になんて感じはあまりなく、比較的カジュアルにいっている感じです。(薬局にいつもすべてのおくすり、あるわけないでしょ〜的な感じですね)患者さん的にも、まあ何日か分くれるのなら、全然いいわよ!ってことがほとんどなので。

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