カナダの薬局で仕事をしているうちに、身につけてしまった習慣
それは、
誰も信用しない。ということ
とても悲しいことなのですが、医療従事者にとってやはりこれが現実ですね。
もちろんいい患者さんもたくさんいるのですが・・・
悲しい事件
5年以上知っている患者さんが、薬局の商品を盗んだということで、今後、他の薬局で薬をもらってくださいということに。
週に2回以上薬局に来る患者さんで、かつ世間話ですがいろいろなことを話していた患者さんが、実は他の顔も持っていたということが発覚。私に見せる顔はいつもいい感じ〜だっただけに、すごく悲しい気持ちです。
と同時に、見た目だけでは人ってわからないもんだな。ということで怖い感じもします。
今回は患者さんを知っている期間が長かっただけにちょっぴりへこみましたが、
こういう経験がなんどもなんども重なるうちに、
誰も信用しない!できない!という性格になってしまうのです。
まさーに!曲がった性格に、一直線。
ということで、身分証明書を持ってない方には、
I can not dispense any medication without picture ID! ということになってしまうのですね〜
まあきちんと身分証を確認して薬をだすことは当たり前に大切ですが、身分証もってこない患者さんも多いので・・・とても難しいですね。救急車で運ばれたから、なんにも持ってないといわれれば、確かに、そうですし。
状況判断で薬をだすかださないかを決めないといけない時は少し疲れます。
外見で判断できない
カナダは多民族国家。文化、習慣、価値観もひとによってまちまち。
ということで、日本だと小綺麗な格好の人はお金持ちなんてことを想像しやすいですが、
ここカナダでは
ぼろぼろの服を着ている人の財布からでてきたのがブラックカード
だったなんてことも。
良くも悪くも外見で全く判断できないので、日本よりも常に平等なサービスを誰にでも提供していると思います。
最近のコメント