カナダの妊婦検診 超音波編(2)

またまた投稿までだいぶ時間がたってしまいましたが、前回の続き

超音波検査について書いていきたいと思います。

今回は

2)妊娠11から14週未満に行われる NT Scan

について。

1)妊娠11〜14週 NT Scan

NT ultrasound should be performed anytime from 11 weeks to no later than 13 weeks plus six days of pregnancy

この超音波検査は妊娠11週から13週と6日までしか受けれないのと、この検査をできる技師さんが限られているので、かなりはやく予約の電話を入れたほうがいいです。

電話をするのが遅くなってどこの超音波検査の予約もとれず、検査ができなかったという人もかなりいるので。(検査をしなかったことでずっと心配するのは嫌ですよね。私は嫌です!)

2)NT 値とは?

NT とは、nuchal translucencyの略です。

Nuchal」は項部(こうぶ)という意味で首の後ろ、うなじのこと「translucency」は半透明という意味。

 つまりNT値というのは首の後ろの半透明な部分の値ということになります。このNTは赤ちゃんの首の後ろに見える黒いスペースのことで、これはリンパの流れでこの時期の赤ちゃん全員にあります。ただこのスペースの分厚さの程度によっては問題があるということのようです。

私が、妊娠中にいろいろなサイトをチェックすると以下のようなことが載っていました。

一般的に3mmもしくは3.5mm以上だと異常と見られているNTですが、

3mmの場合:3~4%に染色体異常があり、93%は全く正常

6mmの場合(非常に分厚いとされる):約50%に染色体異常があり、30%は全く正常

 

NT肥厚は3.5mm未満では0.5%(1/500)ほど

4mmで20%

5mmで30%

6mmだと50%に確率が増加すると報告されています。見方を変えれば、6mmの肥厚でも半分は正常だということです

参考資料 https://news.infoseek.co.jp/article/ixil_archives_22283/

ということで、NTが分厚い=異常ではありません。あくまでこの検査は「確率がわかる」という検査ということになります。

NT値が大きいと、ダウン症などの染色体異常のほか、心臓の病気である心奇形や血管系の病気の可能性が高まります。

ここカナダではもしNTが分厚いようであれば、その時より精密な検査をしたいかドクターと話し合います。精密な検査をしたい場合、次のステップとなる羊水検査などを受けることができるというだけで、NTの値だけでは、確定診断はできません。

とはいうものの、自分がNT Scanを受けた時、技師の方がなんどもなんども測られているのを、すごーく不安に思った思い出があります。この検査自体結構時間がかかるみたいなのですが、そんなことも知らずに検査にいったので、検査中不安で 心臓が飛び出すかと思いました。 なので時間がかかってもあまり心配しないでくださいね。

超音波検査は赤ちゃんが育っているのをみることができ楽しみであるのと同時に、なにか異常があったらどうしようという不安もあるので・・・毎回複雑な気持ちで検査に私はいきました。(基本 臆病者。小心者なので。笑)

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です