薬局見学に参加された方の感想
１、コースの内容やコースの時間、ボリューム等どうでしたか？
大学が忙しく長期休暇があまり取れなかったので、2週間という短期間のプログラムなのが私にはぴったりでした。内容としては午前中に座学の授業を受けて午後見学に行くスタイルがよかったなと思いました。日本語で学んでわからない点などを質問した後に、実際の現場で確認することで理解が深まりました。また色々な薬局に行けたのが良かったです。その場所ならではのことを学べたり、様々な人と話すことができ、カナダの薬学部の学生や高校生などもいて刺激になりました。
２、大学４年生の夏休みに受講されましたが、色々学べることがありましたか？
日本の大学で習ったこととの相違点などを見つけることができて、とても勉強になりました。強いて言えば日本の薬学部の実務実習は５年生なのでまだ行っておらず、日本の薬局でどのように薬が発注されたり、患者の情報がどんなふうに管理されたりしているのかなどわかっていなかったので、日本で実習をしてから行くことができたらもっと分かることが多くあったのかなと思いました。
３、どのような方におすすめですか？
はじめ留学を探していたときはやはり最短でも2.3ヶ月のプログラムが多く、大学が忙しくあまり長期休みが取れないため留学は難しいかなと思っていました。そのときにこの2週間のプログラムを見つけ、内容も良さそうだったよね行こうと思いました！なので忙しい人や、大学の休学とかを考えてはいないけど留学してカナダの薬局について見てみたいという人には最適だと思います！私は留学の日程に関して自分の希望を聞いてもらうことが出来たのがすごくありがたかったです。
私は特に海外の薬局で働きたいとかは考えていないのですが、そのような意思がなくても、少しでも興味がある人は行ってみたら視野が広がるのではないかなと思いました。
４、一番印象に残っていることや、薬局見学コースの感想などお願いします。
1番と言ったら仕事しながらお菓子を食べたり飲んだり出来ることが印象的すぎました（笑）あとは薬を素手で触ってたり、1.2個の誤差は気にしていないところも驚きました！最初はそのギャップにびっくりして、日本の方がちゃんとしてる、という考えだったのですが、2週間色々なことを見学させて頂いて、カナダのような働き方も間違っていないし、カナダの方がいいこともたくさんあるなと思ったり、国民性にあった働き方だなという考え方に変わりました。薬局のことだけではなく、薬学部の話をたくさん聞けたのもよかったです。日本より資格を取ることが大変だし、働かない期間が続いたら免許が失われるなど、薬剤師の資格が厳しいものだからこそ、患者からの信頼が厚かったり、自己判断に任されている部分が大きいのだろうなと思いました。
５、薬局見学で日本と違うなっと思ったことなどありますか？
たくさんあったのですが、麻薬中毒患者が普通に来局することや、偽造の処方箋を持ってくる患者がいることは日本では聞いたことがなかったので最初は衝撃でした。世界中にはいろんな患者がいるんだなと思いました。refillのシステムがあることも全く知らず、日本にもあったら便利なのにと感じました。予防注射は薬局で打てるのは知っていたのですが、大学生が実際の患者に注射できることには驚きました。また大学生だけでなく高校生も薬局で職場経験ができるのは素晴らしいシステムだと思いました。
６、カナダの薬剤師の印象
私が感じたのはみんながフレンドリーで仲が良さそうで働くのが楽しそうだなと思いました。日本の薬局はどちらかと言うとつまらなそうなイメージが強く、あまり就職したくないと思っていました。どのスタッフの方々も全然英語が話せない私にも話しかけてくださったり、何か困ってたら察して教えてくださって本当に嬉しかったです。写真まで撮っていただいて最高の思い出になりました！オーナーまでもがすごくお喋りで、家族まで遊びに来てて和気藹々とした職場だと感じました。患者に対しても対等に会話していて、国柄を感じつつ、カナダの薬剤師が尊敬されている職業なんだろうなと感じました。
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