カナダで市販されているアレルギー(花粉症)のお薬は前回説明した通り、いろいろあります。どれが一番効果があるかは個人差があるのでなんともいえないのですが、薬を選ぶ手助けになればっということで、お薬の特徴を説明していきたいと思います。
1)花粉症のお薬の効果
花粉症のお薬は、基本的に鼻水、くしゃみ、目や鼻のかゆみなどの症状を改善してくれます。基本的にはあまり鼻づまりには効果がありません。
花粉症のお薬は数週間から数ヶ月と、長い間飲まなくてはいけないので、眠気がでにくいお薬となっています。
2)花粉症のお薬はいつ頃から飲み始めるのがいいのですか?
花粉症のお薬は症状がではじめる前に飲み始めるのが一番いいですが、症状がでてから飲み始めても薬は効きます。
患者さんには症状が出る前に飲み始めてくださいね、っと説明していますが、私自身はいつも鼻水とくしゃみでぼろぼろになるまで薬を飲み始めません。いつも、まだ花粉の季節じゃない、ただの風邪ただの風邪〜なんて思っているうちに、ひどい状態になってしまってます。笑
1)花粉症のお薬の比較
1)クラリチン(Claritin)
成分名 ロラタジン
眠気:少ない
市販薬はでていないので、病院での処方薬のみ。
1日1回
花粉症の薬の中で一番安全なお薬というイメージ。長期の服用が必要な時に患者さんに勧めやすい。
2)リアクチン(Reactine)
成分名 セチリジン
眠気:他の花粉症のお薬よりでやすい
日本での商品名:ジルテック(処方箋薬)コンタック鼻炎Z、ストナリニZ(市販薬)
1日1回
3) アレグラ(Allegra)
成分名 フェキソフェナジン
眠気:少ない
空腹時に飲んだほうがよい。
日本での商品名:アレグラ(処方箋薬)アレグラFX(市販薬)
1日1回または2回
4) エリアス(Aerius)
成分名 デスロラタジン
花粉症のお薬の中で一番鼻づまりに効果のあるお薬。
1日1回
日本では販売されていません。
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